ハリルJAPAN最新FIFAランク44位 W杯第4ポット確実 超激戦必至
国際サッカー連盟(FIFA)は16日、男子の最新の世界ランキングを発表し、日本は四つ下げて44位となった。12月1日に行われるW杯ロシア大会の組み合わせ抽選は、今回のランキングによって出場権獲得チームが格付けされるが、日本は最低の第4ポットに入ることが確実。そうなれば、1次リーグで格上の3チームと対戦することになる。
ハリルJAPANが最新のFIFAランキングで、前回発表から四つ順位を落として44位となった。過去4年間の勝敗などを数値化したランキングは、各代表チームの力を示す指標。何よりW杯の組み合わせ抽選においては、「格付け」を行う物差しとなる。
ロシア大会の組み合わせ抽選では、W杯出場32チームが4つのポットに分けられる。FIFAランキング1~7番目と開催国ロシアが第1ポット、8~15番目が第2ポット、16~23番目が第3ポット、それ以下が第4ポット。そして日本は現在、第4ポット入りが確実な状況にある。
既に出場を決めている23チームのうち日本のランキングは上から19番目。既に第2ポットまでに入る可能性はない。11月のアフリカ最終予選と欧州プレーオフ、大陸間プレーオフの結果次第では第3ポット入りの道も開けるが、極めて望みは薄い。
条件は4つ。(1)欧州プレーオフで参加8チームのうちランキング最下位の47位ギリシアが勝つ、(2)大陸間プレーオフで122位ニュージーランドが10位ペルーに勝つ、(3)大陸間プレーオフで69位ホンジュラスが43位オーストラリアに勝つ、(4)アフリカ最終予選D組で32位セネガルが敗れる。これらの条件がすべてそろわない限り、第4ポットが確定する。
第1ポットはロシア、ドイツ、ブラジル、ポルトガル、アルゼンチン、ベルギー、ポーランド、フランス。日本はこの8チームのいずれかと1次リーグで同組になる。また第2ポットにはスペイン、イングランド、コロンビア、メキシコ、ウルグアイといった実力国、第3ポットにもコスタリカ、セルビアなど気の抜けない相手が控える。
ブラジル&スペイン、あるいはドイツ&ウルグアイなど大会屈指の「死の組」か、それとも16強入りに期待が持てる組み分けか。ハリルJAPANの命運は12月1日に決まる。