長友「(第1子)2月に生まれるんで…」【サンプドリア戦を終えての一問一答】
「イタリア1部リーグ、インテル・ミラノ3-2サンプドリア」(24日、ミラノ)
インテル・ミラノの日本代表DF長友佑都は先発出場し、後半39分までプレーして勝利に貢献した。以下は長友の一問一答。
◇ ◇
-3点先取したが、後半は苦しい展開になった。
「相手があんまりチャンスがない中で、ポンポンと2点目決められて。1点目を決められて、2点目はこっちが攻めている中で。まぁまぁ修正点はありますけれど、サッカーはこんなものかなと思います。少ないチャンスで決められてしまった」
-前節のナポリ戦の疲れがあったのか。
「ないとは言えないですね。同じメンバーで戦って中2日の中で。ないとは言えないですけれど、まぁただ相手も一緒なんで、それは」
-すごく攻めていた。高い位置につけて運動量もかなりあったのではないか。
「そうですね。何度も言うようにコンディションがよくて、それが今まで積み重ねてきた日々の食事の部分だったり、あとは練習以外でのトレーニングだったり、積み重ねているものが今、こうしてう花開いている感じじゃないかと思います」
-かなり積極的にシュートを打っているが、監督から『得点が取れる時には行け』と言われているのか。
「いや、それは別に言われていない。ただサッカーは得点を取って勝つスポーツなので、それはポジションがどうとか関係ないんで、自分も狙える時は狙って。ただ、自信を持って狙いに行けている」
-前半30分のシュートは狙いに行ったか。
「まぁそうですね、狙いに行きました。ああいうことを続けていけば可能性は広がっていくと思います」
-40メートルぐらいのシュートは珍しい。
「あんまり打たないですけれどね、いつもは。でもコンディションが良くて自信を持ってプレーしている分、遠くが見えている。(ボールを)持った時のイカルディの動きが見えている。常に遠くを見てプレーできているんで」
-いいパスが何本か通っていた。
「そう、あれがやっぱり通ったらビッグチャンスになるし、通らなくても相手がすごい嫌がるんで、相手がやっぱり戻りながらもディフェンスをしないといけない。そこでチャンスもたくさん作れるしチームも押し上げられるし、自分が使われる選手だけじゃなくてインテルで堂々と相手、味方を使っていける選手になりたいということで、チャレンジもします」
-メディアの評価が上がってきている。ただ厳しすぎる評価もあるようだが、悔しい思いはしていないか。
「メディアの評価は僕はどうでもいいんで、正直。良ければ称賛してくれるし、悪ければ叩かれるし。それはもうインテルの選手で出てる以上、このユニフォームを着て出ている以上、そのレベルのプレーを世界最高のレベルのプレーを求められているということなんでね。これが昔やっていたチェゼーナだったら、例えば絶賛されたプレーがここでは普通。それがインテルのプレーヤーとしては普通のプレーということになるし、それはメディアもファンもそうだし。でもそういう厳しい中でやれているというのは、ありがたいことですかね」
-交代する時にすごく大きい拍手が送られた。スタンディングオベーションもあった。
「僕もファンの方々が立って拍手してくれているのを見て、素直にうれしいですよね。このユニホームに誇りを持って僕はずっと戦ってきましたし、もちろん悪ければブーイングも浴びるし、それはインテルの選手として普通のことで。でもスタンディングオベーションは自分の誇りというか、自信にもなりますね」
-多くのファンはナポリ戦を見ていた。自身のツイッターでも言っていたように、ナポリのカジェホンをきちっと止めたというのを見て、今日のファンの称賛にもつながっているのではないか。
「ほんとに細かいところもファンは見ていると思うし、カジェホンを止めたっていう所で、やっぱり昨シーズン自分のミスで負けてしまったというのが引っかかっていたんで、忘れることはないし。ずっと悔しい思いをしてきたので。悔しい思いを取り返すにはナポリ戦でしかないと思っていました」
-守備の集中力は今日の試合にも生きていた。
「はい」
-試合が続き大変な時期。赤ちゃんが生まれる準備、服を買ったりしているのか。
「もちろん、もちろん、もうそれは準備はしてます。もう2月に生まれるんで。準備をします、イタリアで。行ける時は妻(タレント・平愛梨)とショッピングをして、リラックスもできているし」
-名前は考えているのか。
「それはこれからしっかりと考えていきたいなと思います。精神的にこうやって…。うーん苦しい時もありましたけれどね、インテルで。昨シーズンのナポリ戦とかのミスとかで。でも今は妻の精神的な支えも大きいですね」
-性別は分かっているのか。
「男の子ですね。もう全部、生まれてからのエクササイズも全部決めている。子供用に(笑)」
-サッカー選手にしたいか。
「好きなスポーツをやらせてあげたい。もちろんできればサッカーがいいですけれどね」
-来年が、お子さん誕生とクラブでの何らかのタイトルか欧州CL出場などの二重のおめでたになるといい。
「もちろんそうですね。それを信じて戦います」