長友『節目』にブラジル相手の大金星を…Aマッチ100戦目「めちゃめちゃ楽しみ」
「サッカー・国際親善試合、日本-ブラジル」(10日、リール)
サッカー日本代表が5日、リール市内で合宿を開始。翌6日には全25人がチームに合流する。ブラジル戦に出場すれば、日本史上7人目のAマッチ通算100試合出場となるDF長友佑都(31)=インテル・ミラノ=は、自らの金字塔にブラジル撃破という大金星を添えることを目指す。また、日本協会はロシアW杯で着用する日本代表の新ユニホームを発表した。
不屈のダイナモが、ブラジル戦で大きな節目を迎えそうだ。国際Aマッチの通算出場で「100」の大台にあと1試合の長友は、強力な敵との戦いを心待ちにした。
5日深夜、代表合宿地のリール入りしてチームに合流。「(次戦で100試合は)興奮しますね。それだけでも名誉なことだし、プラス、相手もブラジル。(インテル・ミラノで同僚の)ミランダや(元同僚の)コウチーニョもいる。出られるかどうかは分からないが、めちゃめちゃ楽しみです」と語った。
一歩一歩と足を進め、思えば遠くまで来ていた。2008年5月。U-23代表として北京五輪を控えていた長友は、当時の岡田監督に見いだされて同月24日の親善試合・コートジボワール戦でAマッチデビュー。相手監督は、現在の“ボス”であるハリルホジッチ監督。指揮官と思い出話に浸ったことはないが「いろいろ縁があるんだなと思う」。
幼い頃から夢見ていた代表は「憧れの存在というか、考えられない位置にいるような選手たちだった」と振り返る。それだけに「(もうすぐ100試合というのは)どこで何の奇跡が起こったんだろう。人生わからないもんだなと感じますよ」。目の前の課題に、全力でぶつかってきたからこそ今がある。
節目の一戦となるのは、過去に日本代表が勝利したことのない、王国・ブラジル。「もちろん簡単ではない。でも、今の個人やチームが持っている力が、世界レベルで試せるのは楽しみ」。持てるものをすべてぶつけて、最高の一日としてみせる。