ハリル監督 手応えを口にするも…選手はシビア「やっぱり足りない」
「国際親善試合、日本0-1ベルギー」(14日、ブリュージュ)
サッカー日本代表は14日(日本時間15日早朝)、親善試合・ベルギー戦に臨み0-1で敗れた。後半27分にMFシャドリに守備陣が振り切られFWのR・ルカクに決勝点を決められた。
ハリル監督就任後初の欧州遠征は、選手たちにもさまざまな収穫と課題をもたらした。指揮官はブラジル戦後「後半は勝っていた」、ベルギー戦後には「選手にはロッカーで『大きなライオンを倒すところまでいったぞ』と伝えた」とそれぞれ語るなど、2試合の内容を評価していた。
しかし、実際にプレーした選手たちの自己採点はもう少しシビアだ。DF吉田は「結局ワンチャンスをものにする差が、大きく顕著に出た。『善戦した』で終わらず、『やっぱり足りない』っていうのを理解して前に進んでいかないと」と振り返る。MF長谷部も「本番を想定したら、こういうゲームをしたら間違いなくポイントを取らないと。最低、勝ち点1」とW杯本大会に置き換え、敗戦を悔やんだ。
またMF井手口は「すべてにおいて自分に対して物足りなさを感じた。個人が成長すれば、チームとしても必然的にレベルアップはする。もっともっとレベルアップできるように頑張りたい」。それぞれの刺激を、成長のエネルギーに変える。