“森保チルドレン”発掘だ 代表選考へ全国行脚 欧州ではMF伊藤に熱視線
男子サッカー五輪代表の森保一監督(49)が21日、欧州視察から成田空港に帰国。代表選考に当たって“森保チルドレン”を発掘する考えを明かした。
「今まで代表に入った先入観で決めるのではなく、いろいろな選手をスカウティングして連れていければ」。温厚な口調に自らの意思を込めた。
新戦力発掘へ、労をいとわない。「できるだけ多くの選手を直接見て選考したい。J1、J2の練習場に行かせてもらう機会を作れれば」と全国行脚する思い。「いろんな練習を見させていただいて、選手にプラスになることを情報交換できれば」と日常の練習に触れてより選手を把握する狙いがある。
欧州では日本代表戦や、ドイツ1部リーグ3試合を視察した。19日にはシャルケと対戦したハンブルガー所属の五輪世代MF伊藤達哉(20)に熱視線。頻繁な招集が難しい海外組には「高いレベルの中で競争して、ポジションをとってほしい」と要求した。