鹿島ドローでV持ち越し…ホーム最終戦で決められず 23発のシュートは全て空砲
「明治安田生命J1、鹿島0-0柏」(26日、カシマサッカースタジアム)
23本のシュートは、すべて空砲に終わった。試合開始と同時に果敢に攻めながら、1点が遠かった。勝てば連覇。迎えたホーム最終戦。8年ぶりに前売り段階でチケットが完売した中で、ホーム連勝が9で止まる引き分け。思いは届かず、持ち越しとなった。
「全員が、ホームで決めたい思いがあった」。試合後のセレモニーで、選手会長のDF昌子が切ない思いを漏らした。後半14分、CKから放った自身のヘディングシュートはバーを直撃。「入ってくれという思いが届かなかった」と振り返った。この結果、鹿島の優勝条件は①29日の浦和-川崎戦で川崎が引き分け以下、②29日に川崎が勝った場合、12月2日の最終節で鹿島が磐田に勝つか、川崎が大宮に引き分け以下-となった。
大岩監督にとって磐田・名波監督は清水商の同級生。「自力で決める試合がある。磐田に絶対勝ちます」と宣言。「きょうは硬さがあったかもしれない」と話す昌子も「次は届くようにしっかり練習したい」。最終節。勝って決める。