FC東京・久保が上々J1デビュー「緊張もなく、すぐに溶け込めた」

 「明治安田生命J1、広島2-1FC東京」(26日、エディオンスタジアム広島)

 日本サッカー界の期待の新星が上々のJ1デビューを飾った。後半22分、FC東京の久保が途中出場でピッチに立った。16歳5カ月22日での出場はJ1では史上3番目の年少記録。「緊張もなく、すぐに溶け込めた」。惜しいシュートを放つなど見せ場もつくった。

 ハイライトは試合終了間際。前田の落としをセンターサークル付近で受けると、ドリブルを開始。約30メートルの距離を一人で運び、エリア外から得意の左足でゴールを狙った。だがシュートはGKの正面へ。「詰めてきたDFの股下から隅を狙ったが、コースがずれた」。天を仰いで悔しがった。

 「今の自分の実力だと、途中出場からになると思う。そういう意味では今日でつかめた」。7戦勝ちなしで13位まで順位を落としたチームとは対照的に、大きな一歩を踏み締めた16歳の未来は明るい。

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