日本サッカー協会は２９日、都内で東アジアＥ－１選手権（１２月９日開幕）に臨む日本代表メンバー２３人を発表。ＤＦ山本脩斗（鹿島）、ＤＦ初瀬亮（Ｇ大阪）、ＭＦ三竿健斗（鹿島）、ＦＷ阿部浩之（川崎）、ＦＷ伊東純也（柏）の５人が初招集された。メンバー発表会見に臨んだバヒド・ハリルホジッチ監督は「招集できない状況の選手以外ではベストメンバーと言える編成にした。目標は優勝。意欲と決断力を持って良い大会にしたい」と意気込んだ。

　また、ＦＷ金崎夢生（鹿島）が昨年６月以来となる代表復帰となった。金崎については、昨年８月２０日のリーグ戦で、途中交代の指示に不満を見せて石井監督（当時）との握手を拒否。ハリルホジッチ監督はその行動を問題視して「リストに入っていたが、あのような態度を取るとＡ代表には入れない」と直後のメンバーから外していた。ハリルホジッチ監督は金崎の復帰について「クラブでの不適切な行動は、代表監督としても評価できないものだった」としながらも「それは過去のことであり私も忘れている。今現在、文句のつけられないパフォーマンスを見せているから招集した」と話していた。

　中国で行われた前回大会では、未勝利で敗北を喫したハリルジャパン。日本開催となる今大会では、海外組に加えて、クラブＷ杯に出場する浦和勢が招集できない状況をはねのけて優勝を手にすることができるか。

　今回の日本代表選手は以下の通り。

　【ＧＫ】東口順昭（Ｇ大阪）、権田修一（鳥栖）、中村航輔（柏）【ＤＦ】三浦弦太、初瀬亮（以上Ｇ大阪）、山本脩斗、西大伍、昌子源、植田直通（以上鹿島）、谷口彰悟、車屋紳太郎（以上川崎）【ＭＦ】今野泰幸、井手口陽介（以上Ｇ大阪）、清武弘嗣（Ｃ大阪）、高萩洋次郎（ＦＣ東京）、大島僚太（川崎）、三竿健斗（鹿島）【ＦＷ】倉田秋（Ｇ大阪）、杉本健勇（Ｃ大阪）、小林悠、阿部浩之（以上川崎）、金崎夢生（鹿島）伊東純也（柏）