ハリル日本は本当に恵まれたのか?過去コロンビア、セネガルには未勝利
「W杯ロシア大会組み合わせ抽選会」(1日、モスクワ)
抽選会が1日18時(日本時間2日0時)からモスクワ・クレムリンパレス行われ、日本はH組に入り、ポーランド、セネガル、コロンビアと同組となった。FIFAランクは日本の55位に対して、ポーランド7位、セネガル23位、コロンビアが13位。圧倒的なチームはなく、日本にも突破のチャンスがあるグループと見られるが、果たして本当にそうなのか。過去のデータを振り返る。
まず3チームとの対戦戦績だが、以下のようになる。
【コロンビア】1分け2敗
03年6月22日 サンティエンヌ ●0-1
07年6月5日 埼玉 △0-0
14年6月24日 クイアバ ●1-4
【セネガル】1分け2敗
87年5月27日 広島 △2-2
01年10月4日 ランス ●0-2
03年9月10日 新潟 ●0-1
【ポーランド】2勝
96年2月19日 香港 ○5-0
02年3月27日 ウッチ ○2-0
コロンビア、セネガルには勝ったことがなく相性は良くない一方で、グループFIFAランク最上位のポーランドには全勝。今回、コロンビア、セネガルから初勝利を挙げることが突破への条件となるだろう。
また、1998年のフランス大会から6大会連続でW杯に出場している日本は、1次リーグ敗退した次の大会では突破するということを繰り返している。その流れから見ると、今回は突破の順番となる。
不吉なデータも見過ごすわけにはいかない。敗退した98年フランス大会、2006年ドイツ大会、14年ブラジル大会では、同一グループに南米勢が入っていた。98年はアルゼンチンに0-1で敗れ、06年はブラジルに1-4と圧倒され、14年もコロンビアに1-4で惨敗した。
今回、6月19日の初戦でコロンビアと対戦する。この“再戦”がハリル日本の命運を握るとみて間違いなさそうだ。