香川 2カ月半ぶり弾&白星「非常に長かった。でもここから」
「ドイツ1部リーグ、マインツ0-2ドルトムント」(12日、マインツ)
ドルトムントのMF香川真司(28)がアウェーのマインツ戦にフル出場し、1点リードの後半44分に今季3点目を挙げて2-0の勝利に貢献した。チームは監督交代後の初戦で、9月30日のアウクスブルク戦以来、リーグ戦で9戦ぶりとなる白星を手にした。ハンブルガーSVのMF伊藤達哉はホームでのアイントラハト・フランクフルト戦に後半22分から出場。1-2で敗れた。
香川は「非常に長かった。でもここから」と言葉をかみしめた。勝利も自身のゴールも、リーグ戦では2カ月半ぶり。長く歓喜から遠ざかっていただけに実感がこもった。
シュテーガー新監督となって迎えた初戦。練習は1日だけで、戦術練習で最初は先発組ではなかったという。それでも中盤で先発の機会を与えられると、期待に応えた。後半44分、頭で前方につなぐとゴール前へ駆け上がってパスを呼び込み、滑り込むようにしながらネットを揺らした。
「どんな状況でも、勝つことが僕たちに自信と余裕を与えてくれる」と香川。チームを覆っていた重たい空気を、ようやく振り払った。