ハリル監督、完敗認める「韓国とのレベルに差があった」

 「サッカー・東アジアE-1選手権、日本1-4韓国」(16日、味の素スタジアム)

 日本は7年7カ月ぶりの韓国戦黒星、さらに1979年6月16日の日韓定期戦(1-4で敗戦)以来となる4失点という惨敗を喫し、2大会ぶりとなる優勝を逃した。ハリルホジッチ監督は試合後、「このチームが日本より強いことは試合前から分かっていました。韓国とのレベルに差があったと思います。韓国は勝利に値しました」と完敗を認めた。

 日本代表は今大会後は来年6月開幕のロシアW杯まで、直前の練習試合を除くと、3月にしか強化試合を組めない。国内組の最後のテスト、戦力の見極めを行うと同時に大会優勝にも強い意欲を見せていた指揮官は「ここでしっかり結果を残すことを望んでいましたけど、1点目を決めた後、(日本選手は)プレーを止めてしまいました。なぜそうなったのかは分かりません」と日本選手の異変を表現した。

 この結果、韓国は前半だけで3得点。日本は完全に後手にまわった。試合後はスタンドからブーイングも漏れ聞こえた。ハリルホジッチ監督は「相手がその状況をうまく利用して2得点。それでこっちのバランスが崩れてしまいました。韓国の方が格上だったと思います」と完敗を認めざるをえなかった。

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