J1広島・城福監督が就任会見「早く紫が似合う監督に」
J1広島の城福浩新監督が22日、広島市内のホテルで就任会見を行い、「伝統と実績のあるクラブからオファーを受けて光栄。選手、スタッフ、フロント、サポーターとともにチームを築きあげて、シーズンが終わった時にいい1年だったと思えるようにしたい」と抱負を語った。
今季、広島は開幕直後から低迷し、7月にはリーグ3度の優勝に導いた森保監督が成績不振の責任を取って退任。後任のヨンソン監督の下、残留圏ギリギリの15位でJ1に踏みとどまった。
チームの立て直しが期待される城福監督は「自分にはムービングフットボールという確たる信念がある。人とボールが動いて、人の心を動かすサッカー。それをやり続けることによって、チームを勝利に導き、選手も躍動する。そんなサッカーを1年間追求していきたい」と熱く語った。
すでに広島は、今季J2得点ランキング2位となる23ゴールを挙げた徳島FW渡大生やタイ代表FWティーラシンの獲得を発表するなど、来季の巻き返しへ向けて着々と補強を進めている。
会見に同席した足立修強化部長が「来季はゼロからの出発。城福監督に来ていただき、もう一度サンフレッチェらしさでやっていきたい」と語ると、U-17日本代表やFC東京、甲府で監督を務めてきた城福監督も「自分がこれまで経験してきたことをすべてぶつけたい。早く紫が似合う監督になりたい」と意気込みを口にした。