GK荻晃太 07年以来の神戸復帰「10年半で得た経験をチームに還元したい」

 J1神戸は25日、名古屋GK荻晃太(34)を完全移籍で獲得したことを発表した。荻は2002年から約5年半神戸でプレーしており、10年半ぶりの復帰となる。

 岐阜県美濃市出身の荻は岐阜工卒業後に神戸に入団。バクスター監督が就任した06年から正GKに抜てきされ、同年の福岡とのJ1・J2入れ替え戦では攻守を連発して、チームのJ1復帰に貢献した。07年9月に大宮に期限付き移籍したことで神戸を離れた。その後、FC東京、甲府にも所属し、16年からは名古屋でプレーしていた。神戸はGK徳重の長崎への移籍が濃厚になっている。

 古巣への復帰について荻はクラブを通じ、以下のようにコメント。「高校を卒業してヴィッセル神戸に入団したのが2002年なので、再び新加入のコメントをするのはおよそ16年ぶりになります。その時に何を言ったのか全く覚えていませんが、こうして皆さんに2度目の挨拶をすることになりました。僕がプロのサッカー選手として、まがりなりにも今まで続けてこられたのは、神戸での5年半があったからです。その感謝の気持ちと、その後の10年半で得た経験をチームに還元したいと考えています。かつてのようにいぶきの森に通い、再びヴィッセル神戸の一員となれることをとても嬉しく、また誇らしく思います」。原点の地での決意を語った。

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