元日本代表監督・加茂周氏「幸せなサッカー人生」殿堂入り祝賀会に約120人
サッカー元日本代表代表監督で、8月に日本サッカー殿堂入りした加茂周氏(78)の「殿堂掲額祝賀会」が25日、大阪市内で行われ、加茂氏の母校の関学大OBを含む約120人が参加した。
加茂氏は69年に千葉で行われたFIFAのコーチングスクールを受講した際に出会った、故クラマー氏の影響で指導者を志すようになったことを明かし、「長いサッカー人生の中で、ここという時に運が良く試合に勝てた。幸せなサッカー人生を送ることができた」と感慨深げに話した。
加茂氏は関学大を卒業後、ヤンマー(現C大阪)で現役生活を送り、67年に指導者に転じた。74年に日本初のプロ契約監督として日産(現横浜M)の指揮を執り、88-89年には日本サッカーリーグ(JSL)、JSL杯、天皇杯の3冠を達成した。94年に日本代表監督に就任。97年10月、W杯フランス大会アジア最終予選の途中で解任された。その後、京都や関学大の監督を歴任した。