森保J、久保抜きでも優勝つかむ!U21日本代表発表 勤続疲労考慮し選出見送り
日本サッカー協会は26日、U-23アジア選手権(来年1月9日開幕、中国)に出場する東京五輪世代のU-21日本代表を発表した。初瀬亮(20)=G大阪、田川亨介(18)=鳥栖=ら23人を選出。久保建英(16)=FC東京=は疲労などを考慮して招集を控えた。就任後初の公式大会に臨む森保一監督(49)は優勝を目標に掲げた。チームは来年1月2日から国内で合宿に入る。
初の公式大会に臨むメンバーに久保の名はなかった。森保監督は「出場時間が長かったり、いろんなカテゴリーで出場して心身ともに疲労している。何人かの選手はそういう観点から招集していません」と説明した。
久保にとって多忙な1年だった。FC東京U-23でJ3でプレーしながら、5月にルヴァン杯でJ1出場、11月にはトップチームに昇格しJリーグデビュー。5月にU-20W杯、10月にはU-17W杯に出場。勤続疲労を考慮された形になった。
一部の主力を欠く中で森保監督は「優勝を目指す」と目標を掲げた。相手は2歳上のU-23世代。「世界を見据えたとき、年代が上の選手と対等に戦わないといけない。高い望みを持ってやってほしい」と挑む思いだ。
多くの選手を直接チェックするために12月のタイ遠征からメンバー17人を入れ替えた。「五輪を見据えても招集人数18人で6試合。ケガ人、疲労などがあると機能しなくなる。複数ポジションをやってもらうことは伝えていきたい」。五輪代表へサバイバルは始まっている。