米子北が16強に進出 決勝ゴールの城市、元監督の父へ「親孝行になったかな」
「全国高校サッカー選手権・2回戦 米子北1-0仙台育英」(2日、ニッパツ三ツ沢球技場)
米子北(鳥取)が16強に進出した。前半3分、FW城市太志(3年)がミドルシュートを決めて先制。後半はパワープレーを仕掛ける相手に、1点を守り切った。
貴重な決勝点を決めた162センチの小柄FW城市は「ゴールをずっと前から狙っていた。早い段階で入ってよかった」とはにかんだ。ルーズボールに素早く反応。ペナルティーエリア外から右足を振り抜くと、ボールはクロスバーに当たってゴール内で弾んだ。
この日は前半31分で早くもMF鍛治川友貴(3年)と交代。「鍛治川の方が自分よりうまいので」と苦笑い。中村真吾監督は「前半できすぎていて、彼が(ボールを)持ちすぎていたので。シンプルにやってほしかったということです」と説明。調子が良すぎたがゆえの交代だった。
城市の父は2年前まで監督を務めていた城市徳之総監督。「1つ親孝行になったかな」と笑顔。14年のチーム最高位に並ぶ16強。目標の8強へ「このチームでもっとサッカーができるように頑張りたい」と話した。