上田西、長野県勢41大会ぶりとなる8強 強風味方に5発大勝

 「全国高校サッカー選手権・3回戦、上田西5-0帝京大可児」(3日、フクダ電子アリーナ)

 3回戦8試合が行われ、上田西が長野県勢として41大会ぶり3度目の8強進出。J2甲府などでプレーした白尾秀人監督(37)は、「選手には勝てば歴史も変わるし、環境も変わると言ってきた。勝てて良かった」と声を弾ませた。

 この日の東京都内は最大瞬間風速20メートル超の強風が吹き荒れ、風上の前半は前線へのロングボールを徹底した。すると前半40分、敵陣右のゴールまで約50メートルの距離。丸山が左足で蹴ったボールが風に乗り、直接ゴールに飛び込んだ。丸山は「追い風だったので、監督から『狙え』と言われた」と満面の笑み。その後はカウンターが見事にはまり、5発大勝を飾った。

 「うちにうまい子はいないけど、素直に聞いてひたむきにプレーしてくれる」と白尾監督。長野県勢初の4強へ、がむしゃらに突っ走る。

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