鹿島・内田3度目のW杯へ「日本国民全員ライバル」8季ぶり復帰 熱い思い訴えた
8シーズンぶりにJ1鹿島に復帰したDF内田篤人(29)がW杯ロシア大会出場に意欲を見せた。10日、茨城県神栖市内で行われた鹿島の新体制発表に出席。自身3度目のW杯出場へ「日本国民全員がライバル」と訴えた。
独特の言い回しに真意を込めた。「J2、3の選手だろうが、草サッカーだろうが、メンバーに呼ばれるかもしれないという気持ちは、日本国民全員が持っていてもいいし、俺が持っていてもいいでしょ?」。
この日は背番号「2」の今季の新ユニホーム姿を披露。鹿島復帰を決断した時期を問われて「鹿島を出る時から」と返した。渡欧時から決まっていた帰還。「ドイツと日本は差がある。それを見てきた僕は日本に帰ってきてプレーするべき。伝えていくことが大事」。経験を古巣へ、日本へ還元する思いだ。
15年の右膝手術以降、リーグ戦出場は今季の2試合のみ。それでも「ドイツで練習からガツガツやっていた」と状態はいい。「試合に出続けることが第一」。後輩に背中で見せる復活劇。その先に、3度目のW杯がある。