讃岐「若さ」で5年目のJ2始動 各年代代表経験の逸材たちが新加入
J2カマタマーレ讃岐が2018年シーズンのスタートを切った。昨季19位に低迷したチームは「若さ」を補強ポイントに掲げ、U-19日本代表などの経験があるMF佐々木匠(19)ら9人の新戦力が加わった。14日に新加入選手会見を行い、15日に始動。ホームで迎える2月25日の開幕・新潟戦に向けてトレーニングを積み重ねる。
J2で5年目を迎える今季、讃岐が若い力で飛躍を目指す。
14日に高松市内で行われた新加入選手会見。9人の新戦力が意気込みを語ったあと、就任9年目の北野誠監督(50)が力強く抱負を語った。
「クラブに新しい魅力が加わった。スキルが高い選手が多く、今までとは違ったサッカーができると思う」
補強ポイントは「若さ」だ。9人のうち10代の選手が3人、20代前半が4人。出場機会と成長を求める若手選手を中心に獲得した。
J1仙台から期限付き移籍のMF佐々木匠(19)は各年代別の日本代表を経験し、20年東京五輪を目指す逸材。ゴールに絡むプレーが期待され「プロ3年目で、今年が勝負の年だと思っている。チームのために貢献したい」と決意を語った。
京都から期限付きで加入したDF麻田将吾(19)はU-20日本代表のセンターバック。186センチの高さと強さが持ち味で「粘り強い守備と左足のキックを見てもらいたい」とアピールした。カマタマーレ讃岐アカデミーから初のトップ昇格選手となったMF浜口草太(18)は「持ち味のシュートやドリブルを生かしたい」と意気込みを口にした。
チームは15日に高松市内で始動。20日から23日まで高知で、29日から2月3日まで沖縄でキャンプを行い、戦術を磨き上げる。
既存の主力選手に、若い新戦力が融合してどんな“化学反応”が起こるのか。2月25日の開幕戦はJ1から降格した新潟が相手。昨季19位からのジャンプアップを目指し、北野監督は「いい試合をして、勝ち点を積み上げたい」と力を込めた。