森保JAPAN 8強止まり ウズベクにまさか4失点…2連覇ならず
「U-23アジア選手権・準々決勝、日本0-4ウズベキスタン」(19日、江陰)
2020年東京五輪世代となる21歳以下の編成で参加した日本はウズベキスタンに0-4で敗れた。同五輪で指揮する森保一監督(49)の下で初めて臨んだ公式大会は8強止まりだった。2連覇を狙った日本は守備が乱れ、前半だけで3失点。後半の立ち上がりにも失点すると、攻撃陣も最後までゴールを割れなかった。もう1試合はカタールがパレスチナに3-2で競り勝った。
頂点を目指すとともに、東京五輪へ向けてチームの基盤をつくるために最大6試合を戦う-。日本の今大会の狙いは、準々決勝での完敗で霧散した。うなだれる選手に、森保監督は「痛い思いをしたことを後々、ポジティブに振り返るようにしよう」と伝えた。
年上の相手のプレッシャーをいなせなかった。前半31分にCKから先制されると、自陣で次々とボールを失って前半だけで3失点。自滅のような形で、試合の大勢は早々に決した。
16年のリオ五輪へ向け、今回と同じく21歳以下の編成で臨んだ14年大会(当時はU-22アジア選手権)も準々決勝で敗退。同五輪は1次リーグで散ったが、今大会で主将を務めたMF神谷(湘南)は東京での大舞台を見据え「チャレンジしたことで修正点も見つかった」と前を向いた。
五輪本番まであと2年半。「将来、どんな強豪と当たっても、結果が得られるようにしていかなければならない」。森保監督も決意を新たにした。