香川 W杯アピール弾 巧みに動き今季4点目「粘り強くやる」
「ドイツリーグ、ヘルタ1-1ドルトムント」(19日、ベルリン)
ドイツ1部ドルトムントのMF香川真司(28)は19日、アウェーでのヘルタ戦にフル出場し、1点を追う後半26分にヘディングでゴールを決めた。今季4点目。チームは1-1で引き分けた。ヘルタのFW原口元気はベンチ外だった。
1点リードされた後半26分、相手DFの背後で巧みに動いた。左サイドからのサンチョのクロスを最後はフリーで頭で合わせ、同点ゴールを奪った香川は「うまく(ボールが)来た。良かった」。ただ、その表情に満足感は一切なかった。
チームは冬季中断明け2試合連続の引き分け。この日もヘルタの守備を崩し切れず、攻めあぐねるシーンが何度もあった。「最後のパスの精度、イージーなミスでリズムを失ってしまった。もっと質を上げないといけない」と反省の弁が口を突いた。
それでも5試合連続でフル出場し、ゴールという目に見える結果でW杯代表入りへのアピールともなった。「粘り強くやって、頑張って結果を得るしかない」と強い決意をにじませた。