柏・伊東がダメ押し弾!全得点に絡む活躍でチームをACL本大会に導く
「アジアCL・プレーオフ、柏3-0ムアントン」(30日、日立柏サッカー場)
柏がムアントン(タイ)を3-0で下し、本大会出場を決めた。後半6分、日本代表FW伊東純也(24)のラストパスをFWクリスティアーノ(31)が右足で決めて先制。同17分にも伊東のアシストでクリスティアーノが加点した。伊東は試合終了間際には自ら得点。1ゴール2アシストと全得点に絡んだ。柏は1次リーグE組に入り、2月13日にアウェーで全北(韓国)との初戦に臨む。
自慢の快足でW杯イヤーのスタートダッシュに成功した。昨年、A代表初選出のFW伊東が2-0の終了間際、勝利を決定づけるダメ押し弾。全3得点に絡む活躍を見せた。
圧巻は先制アシストだ。右サイドで後方からパスを受けると、相手DF2枚をドリブルで振り切りペナルティーエリアを深く切り裂いた。「自分でも打てたがより確実な方を選んだ」と中央に折り返すと、FWクリスティアーノが合わせてネットを揺らした。さらにその11分後にも再びクリスティアーノの加点を演出。ACL本選進出に大きく貢献した。
昨年12月の東アジアE-1選手権では全3試合に出場。持ち味のスピードを発揮も、W杯に向けては「厳しい立場。まだ選ばれるところにはいっていない」と自己分析する。それだけに「Jリーグでアピールしたい。ゴールもアシストも増やしていきたい。まずは目の前に集中する」と意気込んだ。
チームは15年以来となる、ACL本選の出場権を獲得。国内外での戦いで存在感を見せ続けることが、夢舞台へとつながる。