Ｊ１ＦＣ東京は６日、キャンプ地の沖縄県糸満市で中国２部の北京控股と練習試合を行い、１－１で引き分けた。若手中心のメンバーで臨んだＦＣ東京はＦＷ久保建英（１６）が２トップの一角でフル出場。０－１の後半１３分にドリブルでペナルティーエリア内に進入しＰＫを奪取すると、左足で同点ゴールを決め、開幕スタメン入りへアピールした。

　２得点を挙げた１月２７日のバヤンカラ（インドネシア）戦に続く出場２試合連続ゴール。「先発で出てもサブで出ても結果を残すことが大事。どんな形でも結果を残せて良かった」と冷静に試合を振り返った。

　チーム最多４本のシュートを放つなど攻撃をけん引したが、前半は連係に苦しみ存在感を出せなかった。長谷川監督は「後半は積極的にプレーしてくれたが、前半からしっかりしたプレーを続けないとトップの試合には出られない。ポテンシャルは高いものがある。後は本人のやる気次第」と期待をかけた。

　開幕まで３週間を切った。久保は「徐々にコンディションを上げていければ」と開幕のピッチを狙う。