ラモス新監督、ビーチサッカーに俊輔、遠藤を招集!?「盛り上げたい」と私案を披露
ビーチサッカー日本代表の新監督に就任した、元サッカー日本代表のラモス瑠偉氏が14日、都内のJFAハウスで就任会見に出席。ラモス新監督は、過去にビーチ代表を率いて4度のW杯出場経験(最高位は05年リオ大会の4位)があり、16年末に発症した脳梗塞からの回復状況も良好で健康面もクリア。ラモス節全開の就任会見では、元日本代表のMF中村俊輔(磐田)、遠藤保仁(G大阪)に対してビーチ転向を“逆オファー”するなど仰天プランも掲げた。
熱い男が帰ってきた。多くのフラッシュを浴びながら会見場に表れたラモス監督は、開口一番「みんなに会えてうれしい」とニヤリ。だが、そこからはラモス節が全開だった。代表チームに足りないものを問われると「(男子の)A代表も同じことだが粘りというか、ファイトあふれるプレーが足りない」とキッパリ。「もう一回、日の丸の重みとプライドを持ってプレーしてほしい」と話した。
日本のビーチサッカー界を盛り上げるため、マル秘プランも用意している。ドバイW杯に臨む代表チームは、かつての盟友である前園真聖氏をメンバーに選出。大きな注目を集めた。ラモス新監督は当時のことを引き合いに「マエゾノには『(体重)5キロやせたら連れて行ってやる』と話したら本当にやせてきた。あと、タケダ(武田修宏)も合宿に参加したが(すぐに離脱し)アイツは最低だった。ビーチが一番似合わない男だった」と話して会場の笑いを誘った。
そんな経験も持つだけに「元Jリーガーの招集?そこは…、狙ってます。ビーチサッカーを盛り上げたい。俊輔、遠藤あたりを考えている」と驚きの私案も披露した。さらに「若い選手が出てこないと何も始まらない。誰にでもチャンスはある。真剣に代表を目指すなら今がチャンス」と幅広く代表選手を集める方針だ。
気になる健康面についても太鼓判を押す。16年12月に脳梗塞を発症も、回復は良好。12月の検診で医師からの就任許可も取り付けており、自身の健康面を確認する質問にも「悪かったらここにいないヨ!」と一喝。快調ぶりをアピールしていた。
新制の“ラモスジャパン”が目指すのは19年のW杯(開催地未定)。「本当にアジアで勝つのは難しくなっているが、W杯にまた出たいし、アジアで優勝したい」。不屈の男は、再び世界に挑む。