横浜M・DF山中亮輔 豪快ミドルで先制も開幕戦ドロー

前半、先制ゴールを決め、喜ぶ横浜M・山中(中央)とポステコグルー監督=ヤンマー
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 「明治安田生命J1、C大阪1-1横浜M」(25日、ヤンマースタジアム長居)

 天皇杯決勝の再現となった一戦は引き分けに終わった。

 今季から横浜Mの指揮を執るポステコグルー監督(52)は攻撃時にDFラインを高く保ち、両サイドバック(SB)が内側に絞るなど新たなスタイルを披露。C大阪の尹晶煥監督(45)が「独特のフォーメーションに我々の選手に戸惑いがあった」と認めたように、序盤は横浜Mが圧倒的に試合を支配した。

 先制点は前半17分に生まれる。右サイドのパス交換からゴール中央付近でボールを受けたのは左SBのDF山中亮輔(24)だった。約25メートルの距離から利き足の左足を振り抜き、右隅に豪快なミドルシュートを突き刺した。「中に入って行ったから生まれたゴール。ミドルは得意なので、一つ出せて良かった」と胸を張った。

 内側に絞ったSBにはボランチのような役割も求められ、サイドに張った場合には感じない後方からのプレッシャーにもさらされる。慣れない戦術でも十分に機能した山中だが「ターンの技術をもっと向上させたい」とさらなる課題を口にした。「今年はSBの役割が普通じゃない。新しいチャレンジだが監督を信じて求められることはやり続けたい」と山中。後半41分に追い付かれ勝ち点3を逃したが、横浜Mにとって可能性を見い出せた開幕戦だった。

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