鹿島、V奪還へ好スタート FW金崎はハリル監督の前でV弾
「明治安田生命J1、鹿島1-0G大阪」(3日、カシマサッカースタジアム)
鹿島はFW金崎夢生(29)が決勝点を奪ってG大阪に1-0で競り勝った。容赦なく打ち続けたシュートが、ようやく実を結んだ。後半33分、スローインを受けたFW鈴木が巧みに反転し、右サイド深い位置から鋭いクロス。飛び込んだFW金崎が左足で合わせる。この日、自身7本目のシュートが、決勝弾となった。
「優磨のクロスがよかった。合わせるだけだった」と持ち上げたかと思えば、「アイツにしては珍しく、いいボールでした」とちゃかして笑いを誘った。
攻勢に出ながら点が入らないイヤな展開だった。ハーフタイムに昌子に冗談交じりに言われた。「0-0の試合を長くしないで。決めるなら早く決めてほしい」。これに「オレも決めたいよ」と返答。有言実行弾で、得点した試合の不敗記録を「31」に伸ばした。
視察する日本代表・ハリルホジッチ監督の前での活躍だが、「結果を出すこと、いいパフォーマンスをすることが大事」とまずはチームでのプレーに集中。今季初白星を挙げたホーム開幕戦は、ジーコ氏の65歳の誕生日と重なった。エースの祝砲とともに、V奪還へスタートを切った。