なでしこ2勝目で5、6位決定戦へ FW岩渕フル出場でエースの気概見せる

 「サッカー女子国際親善大会・アルガルベ杯、日本2-0デンマーク」(5日、ポルトガル)

 1次リーグ最終戦が行われ、C組の日本代表「なでしこジャパン」はデンマークを2-0で破り、2勝1敗の勝ち点6で同組2位となった。後半38分にMF長谷川唯(日テレ)が均衡を破り、試合終了間際にはFW岩渕真奈(INAC神戸)のPKで加点した。日本は7日の5、6位決定戦に回り、カナダと対戦する。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本が9位、カナダが5位。

 後半の切り札からエースへ。フル出場した岩渕が終了間際、自ら得たPKを冷静に沈めた。「先発して最後まで出たいという気持ちは常に持っている」という意欲を力に今大会2ゴール目を挙げ、日本を2連勝に導いた。

 16歳での代表デビューから8年。流れを変えるジョーカーの印象が強く、実際に昨年11月の代表40試合目までフル出場がなかった。けがの多さが悩みの種だが、経験値は現代表では屈指。その底力を先発でも発揮した。

 かつて「リトル・マナ」と呼ばれた少女も18日で25歳。高倉監督は「チームを引っ張り、立ち居振る舞いも含めて成長してほしい」と期待する。岩渕も「ピッチ上での自覚や責任感を持ってプレーしたい」と主軸を担う気概を口にした。

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