FC東京、16歳のMF久保建英がトップチーム初先発初フル出場 完封負けに「力不足」
「ルヴァン杯・1次リーグ、横浜M1-0FC東京」(7日、ニッパツ三ツ沢球技場)
16歳のFC東京MF久保建英が、トップチームでの初先発初フル出場を果たした。今季、Jリーグでの2度の途中出場を経て、トップ下で登場。司令塔として攻撃の陣頭指揮をとった。
結果は1点が奪えず敗戦。「前半と後半の最初に何回かいい形があった。ゴールをあと1歩で決められず、悔しい。あるていどやれたけど、結局最後のところで決めきれない。そこは非常に痛いというか、力不足」と感想を話した。
随所に存在感を見せた。後半18分には中央をドリブルで持ち上がり、左サイドのFW永井へパス。永井のFW富樫へのクロスはわずかに合わず、頭でのシュートは枠を外した。2度のゴールを狙える直接FKは自らボールをセット。後半22分のゴール前中央約23メートルの左スミを狙ったFKは、壁に阻まれた。
「FKは蹴りたいと思っていた。狙ったところにいったけど、ちょっと精度がなかった」と振り返った。
長谷川健太監督は「非常にタフにプレーしてくれた。最後は疲れてミスもあったけど、チームの勝利のために戦う姿勢を見せてくれた。きょうの建英は非常に素晴らしかった」と評価した。
久保は「課題は自分のプレーがチームの勝利に直結しなかったところ。途中出場でも先発でも、勝利を目指せるようにしたい。きょうの試合は悔しい。次は勝てるように頑張ります」。大人びた口調で、勝利に導く思いを訴えた。