G大阪、公式戦16戦未勝利 MF倉田は左膝負傷で途中交代「全部が中途半端」
「ルヴァン杯・1次リーグ、G大阪0-4広島」(7日、パナソニックスタジアム吹田)
8試合が行われ、G大阪は広島に0-4で大敗し、開幕から公式戦3連敗。昨年9月のルヴァン杯神戸戦以降、公式戦16戦未勝利となった。開始9分に先制を許すと、前半31分で3失点。MF遠藤保仁(38)が「あと2点くらい取られてもおかしくなかった。一つ一つのプレーが軽かった。基本的なことができていなかった」と振り返ったように攻守に散漫なプレーに終始し、次々と失点を重ねた。
4日の浦和戦から先発全員を入れ替えた広島に対して、G大阪は3日の鹿島戦から2人を入れ替えただけ。チームの基盤作りを優先したレビー・クルピ監督(65)だったが、想定外の結果に「これほど恥ずかしい思いをしたのは私の長い経験でもない。こんなひどい試合は2度としてはいけない。責任は私にあり、プレーしている選手にもある」と嘆きが止むことはなかった。
日本代表MF倉田秋(29)も「何を言ったらいいのか。何もなかった。全員が悪かった。攻撃も守備も人任せで、全部が中途半端だった」と吐き捨てた。自身は開始早々に左膝を痛め前半のみで交代。「スライディングの際に芝が引っ掛かった」といい、8日にも病院で検査を受ける予定。開幕から公式戦3連敗はJ2に降格した12年以来と早くも危機的状況に陥った。10日のアウェー川崎戦に向け、浮上のきっかけをつかみたい一戦だったが、わずかな光明を見いだすこともできなかった。