FC東京・久保、カップ戦最年少弾 森本超えた16歳9カ月10日
「YBCルヴァン杯、FC東京1-0新潟」(14日、味の素スタジアム)
A組のFC東京は後半31分、16歳のFW久保建英(たけふさ)がカップ戦での最年少得点記録を16歳9カ月10日に更新するゴールを決めて新潟を1-0で下し、初勝利を挙げた。従来の記録は森本貴幸(東京V、現福岡)の16歳10カ月12日。昨季途中にトップ昇格した久保は今季、公式戦での初得点となった。
トップチーム初ゴールは値千金の一撃となった。久保は後半25分から途中出場すると、歓喜の瞬間は6分後の同31分。高萩が前線のディエゴオリベイラにくさびの縦パスを打ち込むと、2人の間にいた久保がいち早く反応した。
その落としたボールを受けると、一瞬のスピードでゴール左に飛び出し、左足を一閃(いっせん)。相手GKの伸ばした左手をすり抜けるシュートで鮮やかに逆サイドのゴールネットを揺らした。サポーターが大挙押し寄せたゴール裏に向かって猛ダッシュ。スタンドの前で跳び上がると、拳を振り上げた。
今季公式戦の初勝利に導き「チームの力になれて非常にうれしい。期待に応えられて良かった。どんどん上へ行けるように頑張る」と、さらなる飛躍を誓った。