エイバル・乾の移籍 試合移動の“ついで”に事実上決定

 スペイン1部リーグ、エイバルのMF乾貴士のベティスへの移籍が、リーグ前節の試合スケジュールを有効利用したかたちで決定したという。

 スペインのスポーツ紙マルカによると、ベティスはアラベスとのアウェーでの試合に合わせて、強化部門の実質的な責任者であるセラ・フェレール副会長、クラブGM、顧問弁護士の3人がビトリア入り。およそ60キロのところにあるエイバルまで足をのばし、乾の関係者と接触したうえで来季補強の調整をしたという。一方、乾の代理人も10日にあったレアル・マドリード戦に合わせて現地入り。ベティス側との調整のほか、エイバル幹部に対し、今季限りの退団を通告したとされる。

 なお同紙によると、ベティスは昨夏も乾の獲得を狙っていたという。サイド強化を望むキケ・セティエン監督のリクエストだったが、当時は乾との契約を1年残していたエイバル側が関心を示さなかった。

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