FC東京、泥くさく今季初星 長谷川監督「最後までアグレッシブに戦えた」
「明治安田生命J1、FC東京1-0湘南」(18日、味の素スタジアム)
FC東京は湘南を1-0で下し、今季初勝利を挙げた。神戸はC大阪に2-0で快勝し、長崎に競り勝った札幌、浦和を破った横浜Mとともに1勝目。日本代表の活動で中断し、30日に再開する。
鮮やかだった場面はFWディエゴオリベイラの先制ゴールぐらいだろう。FC東京は愚直に、泥くさく走り続けて今季初勝利をつかんだ。就任4戦目の長谷川監督は「最後までアグレッシブに戦えた」と安どの色を見せた。
キャンプでは前線からの守備を基本戦術として、熱心に取り組んだ。しかし、開幕すると無意識に受け身になり、守備ラインが下がったという。DF森重は「後ろから押し上げることを意識した」と立て直しに成功して胸を張った。
優勝の味を知る新監督に規律をたたき込まれ、真の強豪へ生まれ変わろうとしている。ディエゴオリベイラは「自信が揺らいでいたところで取り戻せた。またきつい練習を積んでいきたい」と力強い口調だった。