【本田圭佑一問一答1】「選ばれるためだけのW杯なら何の意味もない」
「国際親善試合、日本-マリ」(23日、リエージュ)
親善試合・マリ戦(23日)、同ウクライナ戦(27日・ともにベルギー・リエージュ)に臨むサッカー日本代表は現地時間21日、リエージュで冒頭15分間をのぞいた非公開練習で戦術を確認。練習後には、昨年9月以来、約半年ぶりに代表復帰を果たしたFW本田圭佑(パチューカ)が自身3度目となるW杯へ「選ばれるためだけのW杯ならば何の意味もない」など、熱い思いを語った。
【以下、本田の一問一答】
-久々の代表だが
「まあ、新しい選手がいて、何人か初めてだった選手がいるので、新鮮は新鮮ですよね」
-コンディションが上がっている手応えは
「あまり自分では普通な感じなんですけど。上がってきたといってもどの段階からの話をしているのかという。メキシコに行ってからも結構長いですし、メキシコ行ってからも波もそれなりにあって、悪くはないですけど。まあ普通ですよね。手応えは感じています」
-どのあたりに手応えを。
「そうですね、例えば毎試合得点に絡むとか、そこのアイディアは欠かさないようにしていますかね。簡単じゃないんですけど、実際に思ったよりも点を取れていないんですけど、パチューカでも。ただ苦労しながらも、いい時は何回かに、少なくとも2、3試合に一回は(ゴールが)出るので。そういう意味でも、手応えの頻度は高まってきていると感じています」
-あらためてパチューカで取り組んできたことをふまえて、現代表のスタイルに適応について。
「自分の目的がW杯、そこにゴールを設定した場合、自分がどういった形でこの三度目のW杯を迎えるべきなのか。これは選ばれる、選ばれないは度外視して、選ばれるためだけのW杯なら何の意味もないと思っている。それが議論に上がりすぎているけど、いつも自分はW杯で勝つためにここまでやってきましたし、そのスタイルはこれからも変えない。それで選ばれなかったら、何の後悔もない。ただ、選ばれるためだけのこの3月の2試合でもない。そういう意味でパチューカでも、自分がこの日本代表に欠けているものを補える付加価値とは何かを自問自答してトレーニングしている」