2年ぶり代表復帰の川澄奈穂美が帰国「ビシッといきたい」4月1日にガーナと親善試合

 サッカーの日本女子代表(なでしこジャパン)のFW川澄奈穂美(32)=レイン=が所属先の米シアトルから帰国した。16年3月のリオ五輪アジア予選以来、2年ぶりの復帰。親善試合ガーナ戦(4月1日・長崎)を経て、2019年W杯予選を兼ねたアジア杯(4月・ヨルダン)に臨む。

 「(代表復帰の)話を聞いた瞬間は驚きました。でも、代表への思いは2年間あった。やってやろうという思いが強い」。降り立った成田空港で、思いを口にした。

 高倉麻子監督(48)は就任以来、若手を積極起用し、世代交代を進めてきた。就任2年弱。W杯予選という1つの目標を前に、2つの課題を挙げた。「点を取る、ゴールに向かっていくことに関しての物足りなさ」。「以前のなでしこが持ちあわせていた勝利への気持ちがまだ欠けている」-の2点だ。

 高倉監督は初めて招集した川澄に2つの課題克服という任務を託す。「(川澄は)経験も勝負強さも持っている。タテへの突破に期待をしているのもあります。チームが厳しい戦いの中で精神的にふらつくときがあってもしっかり締めてもらいたい」。そう期待を込めた。

 得点力、精神的支柱としての2つの役割。「自然体の自分を評価していただいていると思う。いつも通りリラックスして、締めるところは締めて、いい雰囲気になるようにしたい」とこれまで通りを強調。「1人が入って劇的に変わるとは思わない。でも1つのきっかけで、チームがよくなることは何度も経験している」と変化への、きっかけを与える思いだ。

 川澄は帰国したその足で長崎に向かい、チームに合流する。チーム最年長の32歳。「年齢のことはあまり気にしていない。1人のなでしこのチームメートとしてやっていきたい」と話す一方で、「なめられないように、ビシッといきたい」と笑顔を見せた。

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