【一問一答3】ハリル監督、6月ロシア大会へ「W杯の準備としては不十分。改善する」
「国際親善試合、日本1-2ウクライナ」(27日、リエージュ)
サッカーW杯ロシア大会に臨む日本代表(FIFAランク・55位)は、ウクライナ(同35位)と対戦し、1-2で敗れた。
6月のW杯で対戦するポーランドを想定した相手に後半勝ち越し点を許して敗れた日本代表・ハリルホジッチ監督の試合後の一問一答は以下の通り。
-まだ準備段階という話だが、4年前のアルジェリアに比べてどうか。
「同じような時期に、それぞれレギュラーとして出ていない選手がいたので、少し似たような状況。ただ、アルジェリア代表には個人で違いを見せられる選手がいた。日本にはそれはいない。パワーもアルジェリアがあると思う。ただ、日本の方が規律を守るという部分がある。規律を守るとはいえ、日本では変えにくい部分もある。私がトライしても。ただ、W杯直前に3週間練習できる期間があるので、そこで改善できる部分もあると思い、希望を感じる。守備、攻撃、両面です。選手たちそれぞれがトップコンディションに挙げられることを期待しています。そして合宿の度に2試合プレーするが、内容は毎回、2試合目の方が良い。今回は敗戦だったが、前の試合に比べてハードワークもできていて、ポジティブなものもたくさん見られた4~5人の新しい選手が入っている中で、新しい決定力も見られた。日本はさらに高いレベルでプレーすることを見せられると思う。ウクライナは世界のトップ20、25に確実に入るレベルの高いチーム。彼らも今後への準備としてしっかり戦った。そのような相手に対して、このように戦う姿勢を見せた日本を考えないといけない。新しい選手が5~6人いる状況で戦った。厳しすぎる目は良くない。まだW杯に向けて改善する」
続けて「いつもそうだが、ハーフタイムに修正する。守備は高徳と圭佑サイドで外側を使う選手がいたので、より縦を切ろうと。われわれの左サイドは3人入ってきてトライアングルを作っていた。佑都、岳などがポジションチェンジする相手をどう捕まえるかという話をした。1対1で形を作られたのは心配。おしてボールを奪った後のファーストパスで、できるだけ速くサイドチェンジしようと言っていたが、できなかった。相手のサイドチェンジは素晴らしかった。若い選手たちが多い中で、冷静さに欠けてテクニックのミスが出てきたかもしれない。ただ、終盤に3、4回のチャンスを作れた。この間の試合、ロナウドは95、96分に点を取って勝てた。もちろん満足はしていない。選手はしっかりと最後までしっかりと戦い、最後のところで決定機を作った。喜ぶべき部分もある。ただ、繰り返すと、W杯の準備としてはまだ不十分。なので、本日の姿を批判されても受け入れても改善していかないといけない。W杯で活躍するならば改善しないと」