本田3大会連続W杯メンバーへ“崖っぷち” シュートゼロでアピールならず
「国際親善試合、日本1-2ウクライナ」(27日、リエージュ)
サッカー日本代表FW本田圭佑(パチューカ)が、3大会連続でのW杯メンバー入りに向け、“崖っぷち”に立たされた。
右FWとして、昨年9月のW杯アジア最終予選・サウジアラビア戦(ジェッダ)以来、約半年ぶりとなる先発出場。「結局向こうのスタイルは後半になると落ちるやり方をやっていて、前半からサイドを起点にサイドバックを走らせていた部分もあった。サッカーは奥深くて、90分間で込み込みになるので」と試合を通しての狙いがあったことを明かしたが、後半20分に無念の途中交代。シュートもゼロ本とアピールはならなかった。
久々の代表参戦もマリ、ウクライナの2試合で目に見える結果は残せず。ウクライナ戦後に「僕に関しては個人的にはもちろん満足できないですけど、負けた以上ね。ただ、うん、正直もうちょっとやりたかったなというのはありますね。もちろん自分がもう少し、監督にもっと観てみたいと思わせられなかった自分に非があるのはわかっています」と話した。
チームとしても停滞感と閉そく感が漂い、危機感が強くなったW杯イヤー最初の代表活動。背番号4は「負けた試合なので、言ってもあまり響かないんですけど。個って言ってしまうのは簡単で、実際いい形の中でもっといいプレーができる選手がいることも事実なんで。個は明らかに日本はもっと伸ばしていかないといけないというのは、大前提やけど。個以外のものが個を引き立たせるというのもありますよ。それができていないというのはあるでしょうね」とチーム状態を分析していた。