中島翔哉 リーグ2ケタ弾で生き残る!あと1点…夢のW杯へアピールだ
サッカー日本代表は27日夕(日本時間28日未明)、リエージュ市内の宿舎で解散して、ベルギー遠征を打ち上げた。初招集ながら代表デビュー戦となった23日のマリ戦で得点し、1-2で敗れた27日のウクライナ戦にも出場したFW中島翔哉(23)=ポルティモネンセ=はポルトガルへ出発。W杯のメンバー入りへ存在感を放った若武者は、まずはリーグ戦での2ケタ得点を目指す。
不安渦巻くハリルジャパンの光明だった。今遠征の2試合はともに途中出場も、マリ戦ではデビュー戦ゴールも記録。チーム解散後、中島は「やることはまだまだあると思うけど、ここで学べたので。すごく楽しかったし、またチームに帰ってからしっかりと成長していきたい」と話した。
ウクライナ戦後、ハリルホジッチ監督は「中島は一つの発見。2試合とも交代出場だったが、良くて、満足できるものだった」と評価した。W杯メンバー入りに近づいたものの、中島は「今の状態では厳しいと思うので、少しでも毎日成長していくことが大事」と厳しい自己採点。「W杯のことを考えつつ、毎日どれだけ成長できるかをやっていきたい」と、さらなる飛躍を誓う。
最初の目標があと1点に迫った、リーグ2ケタ得点だ。「試合の中で、できるだけゴールは取りたい」。個人能力で得点に結びつけられる選手を探すハリルホジッチ監督にアピールを続ける腹づもりだ。「もちろん、W杯には出たい」と大志を抱く23歳が夢舞台に向かって突き進む。