浦和クラブワーストタイの5戦未勝利 危機感まん延
「明治安田生命Jリーグ 磐田2-1浦和」(1日・エコパスタジアム)
浦和は先制しながらミスから決勝点を失う逆転負け。94年、05年に並ぶ、クラブワーストタイの開幕5戦未勝利となった。
チーム内には危機感がまん延する。DF槙野は「負けたことより2点目を失って気迫が落ちたことが残念」と象徴的なシーンを口にした。勝てない悪循環から下がるメンタル面。「消極的なプレーが続いている。ボールを受けることを怖がって、まるでボールが爆弾で、爆発しそうで速く(パスを)渡すところが見受けられる」と話した。
復調の兆しはあまり見られないまま、15連戦初戦を黒星で終えた。MF柏木主将は「これまでメンバーをあまり替えずにきた。どの選手が状態がよく、うまく機能するか見極めるところだと思う」と連戦で出番が訪れる新戦力に期待。
槙野は「浦和のサッカーを楽しむところを取り戻さないと。昨年、アジアチャンピオンになったときのように原点に返ってサッカーを楽しみたい」と原点回帰を強調した。
それぞれが感じ取る危機意識。状態が上向かないまま迎えた連戦。現状を打破できなければ、このままズルズルいきかねない。