磐田 川又の2ゴールで浦和に逆転勝利
「明治安田生命Jリーグ 磐田2-1浦和」(1日・エコパスタジアム)
磐田のFW川又の今季初ゴールが反撃ののろしだった。1点を追う前半45分。右からのクロスをDF高橋が頭で後方にそらし、川又の左足シュートがゴールネットに突き刺さった。これで精神的に楽になった。後半36分には、川又がドリブルから左足で、ゴールを決めた。
試合後、川又は「ほっとしている」と感想を語った後、「ゴールはシュートを打たないと入らないことが分かった」と自分に言い聞かせた。
J1開幕から1カ月余り。川又はゴールという結果が出せない重圧と戦っていた。さらに、攻撃の一翼を担っていたMFアダイウトンが右膝前十字靱帯(じんたい)断裂などの大けがで戦列を離脱。川又は連日の居残りシュート練習も課して、不振脱却に努めた。
逆転勝利に結びつけた大きな2ゴール。名波監督は「エースが決めたことで、チームに勢いが出る」と明るい表情をのぞかせた。