ハリル監督解任理由は「選手との信頼関係が多少薄れてきたこと」 会長説明
日本サッカー協会の田嶋幸三会長(60)が9日、都内のJFAハウスで会見を開き、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督の4月7日付けでの解任を正式に発表した。解任の理由を会長は「マリ戦、ウクライナ戦の後、選手とのコミュニケーションや信頼関係が多少薄れてきたこと」とし、3月の欧州遠征で浮き彫りとなった監督と選手の間の溝が一因になったと語った。
選手からはベルギーでのマリ戦、ウクライナ戦の後、監督との意思疎通がうまくいっていないことをうかがわせる声が上がっていた。会長も「マリ戦、ウクライナ戦は最後のW杯への重要な遠征でした」と位置づけており、遠征の後で法務担当者と契約解除へ向けた打ち合わせを開始。「多くの人と相談」を経て、最終的には「会長の専権事項」として田嶋会長が決断した。
「いろいろなことを総合的に判断した」とは言うが、「コミュニケーションや信頼関係の部分がマリ戦の後に出てきてしまったこと。最終的なきっかけになったことは事実です」と認めた。