日本サッカー協会は９日、都内で会見し、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督（６５）を解任し、後任に、９６年アトランタ五輪代表を率い、ブラジルを撃破する“マイアミの奇跡”を演出した西野朗技術委員長（６３）が就任したと発表した。

　電撃解任のニュースは世界を駆け巡った。ハリルホジッチ監督の自宅があるフランスのレキップ紙は「予想通り解任された」と報じ、ユーロスポーツ・フランスは「悲劇再び。２０１０年Ｗ杯直前にコートジボワール代表監督を解任されたが、今度は日本で」と伝えた。

　英大衆紙デイリーメールは「マリ、ウクライナ戦後、指揮官へのプレッシャーは高まった」と伝え、スペインのアス紙は「西野にはＷ杯初戦まで７０日しかない」と危機感をあおった。北米やアジアなど世界中のメディアも報道。ツイッターなどＳＮＳ上でも西野新監督の就任理由や経歴などが各国言語で投稿されるなど、関心の高さを示した。（原田公樹）