福田正博氏「部活動じゃないですから…」ハリル解任理由にぼう然
元サッカー日本代表の福田正博氏が10日、テレビ朝日系「グッド!モーニング」で、バヒド・ハリルホジッチ監督を突然解任した理由が「コミュニケーション不足と信頼関係が薄らいできた」とされたことに「部活動じゃないですから」とあきれる声を上げた。
番組ではハリル監督の電撃解任を発表した9日の日本サッカー協会の会見を報道。解任理由について、日本サッカー協会の田嶋幸三会長は「選手とのコミュニケーション、信頼関係が多少薄らいできた。総合的に評価」などと説明した。
これに福田氏は、「もっと早い段階で決断していてもおかしくないチーム状態だったと思う」と、すでに以前から信頼関係は失われていたと指摘。2年前から中心選手の口から、戦術面などの不満が出ていたVTRも紹介すると「一選手としては(戦術、采配への不満などは)言ってはいけないのは分かっている。けど言ってしまうところに根深さがある」とコメントした。
そして福田氏は協会側の責任についても言及。「解任理由がコミュニケーション不足と信頼関係が出来てないって…。これ、部活動じゃないですから。残念なことに日本代表がワールドカップ2カ月前の解任理由がこれですから」と呆れ果てると「選手と監督の問題ではなく、協会も含め、日本代表をサポートする全ての人に責任があると思う」と持論を展開していた。