西野監督、目標は「予選突破」も…アトランタ五輪の不運を思い出す

 日本サッカー協会が12日、都内のJFAハウスで日本代表の西野朗監督(63)の就任会見を開いた。ロシアW杯での目標について問われると、ブラジルを撃破する“マイアミの奇跡”を起こしたアトランタ五輪で2勝しながら1次リーグ敗退に終わったことを思い返しながら、「予選を突破したい」と語った。また、こうした目標は特別に選手に向かって投げかけることはしないと語った。

 目標について新指揮官は「かつて(アトランタ)オリンピックで2つ勝っても上に上がれなかったことを経験しています。オリンピックでも、W杯でも6ポイントとっても上がらないことも考えられる。そういう予選(1次リーグ)ですけど、1試合1試合の戦いでベストを尽くして、チャレンジしていくという姿勢の中で戦っていきたい」と答えた。星勘定をしても、うまくことが運ばないことがあることを言いたかったと考えられるが、最終的には「予選(1次リーグ)を突破したいと思います。もちろん」と絞り出した。

 ただ、「選手には、こういう数字的な目標を与えるつもりはないです。経験のある選手たちは特にそう思っていると思いますし、あえて(言う必要はない)と思います」と自発的に意識を持ってもらうことに期待した。さらに、「現状より間違いなく、いいプレー、いいパフォーマンスを出してくれる。そういう中でコロンビアに挑んでいきたいと思いますし、十分、戦える、チャレンジできる状況になると思います」とライバル3カ国と渡り合えるチームをつくっていくことを約束した。

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