なでしこ 同点からDFでボール回し 高倉監督「出場権をしっかり勝ち取るというところで」
「サッカー女子・AFCアジアカップ、日本1-1オーストラリア」(13日、アンマン)
前回覇者の日本代表「なでしこジャパン」が、オーストラリアと引き分け1次リーグB組2位で準決勝進出、8大会連続のフランスで行われるW杯出場を決めた。オーストラリアはB組首位でW杯出場を決めた。
日本は後半18分、MF阪口夢穂(日テレ)のゴールで先制。しかし後半41分にカーに同点ゴールを決められた。1-1の引き分けならW杯出場が決まるとあって、ロスタイムの2分を含め6分間はDFでボールを回すという作戦に出た。オーストラリアも1-1の引き分けでB組首位が決まるとあってボールを取りに行かなかった。
ボール回しの指示を出した高倉麻子監督は「勝ち点計算していたので、行くなということで。アグレッシブに行きたいところなんですけど、出場権をしっかり勝ち取るというところでああいう指示を出しました」と説明した。
先制ゴールを決めた阪口夢穂(日テレ)も最後の6分について「選手の中には前にいきたい選手もいたと思うんですけど、ベンチに確認したらこのままでいいということだったので、後ろでボールを回すことになりました」。先制ゴールをアシストした長谷川唯(日テレ)は「最後、あんまり気持ち良く決まったわけではないですが、勝負なので優勝も可能性があるのでそこに準備していきたい」と話した。