FC大阪、延長戦の末4-3で競り勝つ 天皇杯大阪代表に王手
「大阪選手権・準決勝、FC大阪4-3FC TIAMO枚方」(22日、J-GREEN堺メインフィールド)
天皇杯・大阪府代表の座をかけて戦う大阪サッカー選手権大会の準決勝が行われ、JFLのFC大阪は延長戦の末に4-3で関西リーグ1部のFC TIAMO枚方に競り勝ち、決勝に進出した。
2年連続の天皇杯出場を狙うFC大阪は準決勝からの登場。前節のリーグ戦からメンバーを4人入れ替えて試合に臨んだ。前半からアグレッシブに攻めるFC大阪だったが、相手の激しい寄せにあと1本がつながらない。迎えた31分、FC大阪はDF舘野の見事なミドルシュートが突き刺さり先制すると、後半19分にはPKを獲得。これをMFジュニーニョが決めて2-0とリードを広げる。
しかしFC大阪はここから相手の猛攻に加え細かなミスも重なり、後半26分、36分と立て続けに得点を許し、同点に追いつかれてしまう。再度勝ち越しを狙うべく、FC大阪は相手ゴールに迫るが、肝心のシュートはクロスバーや相手GKのファインセーブに阻まれ、2-2で延長戦となった。
嫌な雰囲気が漂うが、これを振り払ったのは途中出場でリーグ戦チーム得点王でもあるFW南部。延長前半8分、FW川西の放ったシュートが相手に当たり、そのこぼれ球を南部がしっかり詰めて勝ち越しに成功すると、延長後半1分にも相手GKが弾いたこぼれ球をまたしても南部が決めて4-2と再び2点差にした。ロスタイムに1点を返され再び1点差に迫られるが、4-3で試合終了。5月13日に行われる決勝・阪南大戦に駒を進めた。