清武、W杯メンバー入りへ猛アピール2発 逆転勝利導くド派手復活劇

 「明治安田生命J1、C大阪2-1仙台」(25日、キンチョウスタジアム)

 首位の広島がFC東京に1-3で敗れて今季初黒星を喫した。連勝が5で止まり勝ち点は25のままで、2位のFC東京は同19。C大阪はMF清武弘嗣(28)の2ゴールで仙台を2-1で下した。オリベイラ新監督の浦和は柏に0-1で敗れた。札幌は横浜Mに2-1で逆転勝ちし、7戦負けなしで4位をキープ。長崎は磐田に勝って4連勝を飾った。

 派手に復活を遂げた。今季初先発の清武が2得点でチームを逆転勝利に導いた。1点を追う後半6分、ペナルティーエリア内でFW杉本のパスを受け、「冷静にGKを見られた」と右足で同点弾を突き刺した。続く同15分にはMF山口蛍が放ったミドルシュートのこぼれ球に鋭く反応。「いつも(柿谷)曜一朗が狙っているのが一瞬思い浮かんで、いったらマジで(ボールが)来た」と、ストライカー顔負けの嗅覚で逆転ゴールを押し込んだ。

 開幕直前の2月に右腓腹筋を負傷。昨季C大阪に復帰してから5度目の長期離脱だった。11日の川崎戦で実戦復帰以降は途中出場が続き、先発起用に慎重を期していた尹晶煥監督は「たくさん悩んだが、いい選択だった」と胸をなで下ろした。

 視察に訪れた日本協会の関塚技術委員長の前で完全復調を印象付けた。悲願でもあるW杯ロシア大会の日本代表メンバー入りへ「監督が代わって、みんなにチャンスがあると思うので狙っていきたい」。そう言い切る表情は充実感に満ちていた。

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