ジダン監督“伝統”無視も悪いのはバルセロナ「彼らがやらなかったから」
サッカースペイン1部リーグ、レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督(45)が優勝チームをたたえるスペインリーグ伝統の慣例を行わないとした。6日のマルカ紙などスペイン各紙が報じた。
6日のリーグ、バルセロナ戦を前にした記者会見で明かした。スペインでは優勝を決めたチームと対戦する時に相手チームが試合前にピッチに整列して拍手で迎え入れる“パーシージョ”という習慣があるが、今回バルセロナと対戦するレアル・マドリードはこれを行わないという。
ジダン監督は「やるやらないを決めるのは私ではないが、我々がクラブワールドカップで優勝したあと彼らはやらなかった。言い分としては彼らがこの大会に参加していなかったということだったがそれはウソ。クラブワールドカップに出場するにはチャンピオンズリーグに優勝しなければならず、ここにはみんな参加している。今回我々がやらないのは、彼らがやらなかったから」と説明した。
なおバルセロナのリーグ優勝には敬意を示しており、ジダン監督は「私はいつも言っているが、チャンピオンズリーグより難しいのはリーグ。バルセロナがしたことには敬意を表する。(今季限りでバルセロナを退団する)イニエスタは賞賛に値する選手で、我々は彼にあいさつするし、その勝利を祝福し、彼の将来に幸運が伴うことを祈る」と語った。