香川、問題ない!W杯まで1カ月、代表入りに意欲「ここから上げていければいい」
「ドイツ1部リーグ・ホッフェンハイム3-1ドルトムント」(12日、ホッフェンハイム)
ドイツ1部の最終節でドルトムントのMF香川真司(29)が1-3で敗れたホッフェンハイム戦の後半30分から出場し、左足首負傷から約3カ月ぶりの復帰を果たした。患部の状態について「問題ない」と語り、W杯ロシア大会の日本代表入りへ意欲を示した。DF酒井高徳とFW伊藤達哉が所属するハンブルガーSVはクラブ初の2部降格が決定。ケルンのFW大迫勇也はウォルフスブルク戦に途中出場し、マインツのFW武藤嘉紀はブレーメン戦にフル出場した。
リーグ最終節。背番号「23」がやっとピッチに戻ってきた。約3カ月ぶりの実戦復帰。積極的に動き回った15分余りの出場を振り返った香川は、「これからまだ1カ月ある。問題ない。さらにここから(状態を)上げていければいい」とW杯の舞台を見据えて、前向きな言葉を並べた。
1-3とリードを広げられた直後の後半30分に投入。大きな見せ場こそなかったが、最前線でフォアチェックして守備のリズムをつくり、果敢な突破も見せた。予想以上に回復が長引いた左足首が、プレーに耐えることは示した。
2月10日のハンブルガーSV戦で負傷。4月末にベンチ入りまでこぎ着けたが、1日に痛みが再発し、2日にMRIによる検査を受けた。W杯出場に暗雲が立ち込め、香川も一時は「神経質になっていた」と明かす。欧州視察に訪れた日本代表の西野監督にも練習や試合での姿は直接見せられなかったが、検査結果は問題なし。「一番大事なのは21日から(国内合宿に)合流すること。いいコンディションで入れれば問題ない」と言い切る。
長らく欧州の高いレベルでプレーし、日本の10番を背負ってきた自負がある。「経験が必要になってくる。そういう役割は感じている」。不安などない。状態を万全にして、必ずロシアの地で躍動する。