西野ジャパン2失点完敗 試合中に観客帰り始める、試合後大ブーイング

ガーナに敗れ、がっくりの日本イレブン=日産スタジアム(撮影・棚橋慶太)
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 「キリンチャレンジカップ、日本0-2ガーナ」(30日、日産スタジアム)

 西野朗監督(63)率いるサッカー日本代表(FIFAランク60位)がW杯ロシア大会へ向けた国内最終戦で、ガーナ戦(同50位)に0-2で完敗した。

 ハリルホジッチ前監督時代にはなかった3バックを採用し、スタートした西野ジャパン。3-6-1の布陣からサイド攻撃などを見せていたが、開始8分、DF槙野が与えたPKをMFパーティーに直接決められて先制を許す。後半開始からは代表戦7カ月ぶりとなるMF香川らを投入して同点を狙ったが、逆に6分にGK川島がエリア内で相手選手を倒してPKを献上。これをMFボアテングに決められた。

 チーム支給のグレーのウェアに黒色のキャップで代表初指揮に臨んだ西野監督。強い雨の中、テクニカルエリアに立ち続け、交代枠を最大の6人を使って選手をテスト。残り15分は4バックへの変更も試みるが、最後までゴールは遠かった。

 指揮官は「トライはたくさんできましたが、結果を出すことが大前提。それが出せなかった」と厳しい表情。3バックについては「時間とともに機能しているところもありましたが」としながらも、「序盤の入り方がスムーズでなかった」と表情が晴れることはなかった。

 本大会直前の指揮官交代を不安視する声が渦巻く中での完敗。後半40分頃からは帰り始める観客も目立ち、試合後は乏しい内容に大ブーイングが起こった。西野ジャパンの初戦は、厳しい壮行試合となった。

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