ガーナ戦不出場も…乾は選出 今後のプレー「確証を持っていた」と西野監督
日本サッカー協会が31日、都内で会見を開きサッカーW杯ロシア大会に出場するメンバー23人を発表した。MF本田圭佑(パチューカ)、MF香川真司(ドルトムント)はメンバー入りした。ガーナ戦のメンバーのうち、三竿健斗(鹿島)、井手口陽介(クルトゥラル・レオネサ)、浅野拓磨(シュツットガルト)が外れた。ガーナ戦に出場しなかった乾貴士(エイバル)が選ばれたが、西野朗監督は「ロシア(W杯)には十分入れる」との確信からメンバーに選出したと明かした。
乾はエイバルで右太ももを打撲した影響が心配されていた。西野監督によると、ガーナ戦でも「ゲームに入れないことは恐らくなかったと思います」という状態だったという。しかし、「強引に入るということ、そこは避けさせました。もちろんリスクがありますので」と強行出場は回避し、合宿の動きから今後全体練習に合流できることを「確証を持っていました」と振り返った。
最終的にはメディカルチェックなどを経て、31日にメンバー構成を決定したという。メンバーを外れた井手口や浅野との比較ではなく、「彼のああいうスタイルは代表チームには少ない。そこは最後まで求めました」とドリブルで単騎での突破ができる技術を高く評価。「確かにゲームではチェックできませんでしたけど、1週間前にトップフォームでいい状態でしたので、そういう予測のもと彼だけを考える中でロシアには十分入れるなと」と説明した。
井手口、浅野の落選については、「確証をなかなか持てないというところはありました。2週間で本大会にトップフォームで入れるか確証が持てなかった。悪くないです。いいプレーを現状でしてきているので。ポジションのバランスもありましたので、その中で乾をチョイスしました」と説明した。